古本の割れ・ページの取れ修理法
今回は、本の修理法について。割れている本、ページが取れている
本の修理法を紹介します。ブックオフで買ってきた様な新古書であれ
ば、あまり修理する事も無いと思いますし、そういった新しめの本で
あれば、同じ本を買い直せばよいのでしょうが、古書等は一点モノだ
ったりもしますので、修理する事もありますし、壊れていれば、修理
した方が良いでしょう。で、今回直すのはこれ、ベルサイユのばらビ
ニカバタイプの6巻(初版)です。↓ご覧の状態。
使用する物は、接着剤として木工ボンド、あとはクランプ(万力とも
いう)と薄いアクリル板、つまようじです。まずは取れたページの背
にあたる部分か背の部分に木工ボンドを垂らします。
付けすぎるとはみだして下手をするとページが開かなくなるので注意
です。背の部分からほんの少しはみだしてページに着く位の量にして
下さい。そうしないと、乾いた時取れたページの両側が割れになって
残ってしまいます。この時、量が多すぎた場合はつまようじで取って下さい。
くっつけたらそれをクランプを挟んで固定するんですがこの時に天地
小口がきちんと合わさるようにします。
私が修理した本では無いんですが、↓ずれるとなんか格好悪いですよね。
クランプを挟む時は、そのまま挟んでしまうと、はさんだ部分に丸く
後がつくので、両側に薄いアクリル板の様な物を挟んでからクランプ
で固定します。固定する時もあまり強く締めすぎてしまうと、本が歪
むので程々に締めて下さい。
ちなみに、このクランプは普通に百均に売っています。写真一番右は
厚めの本に使用してるやつです。
さて今度は割れの修理ですが、こちらも似たようなもんです。今回
はあえて、ボンドをページにはみ出させず割れを作りました。まず、
背にくっきり後が付いてしまいますが、構わずにしっかり開いてくだ
さい。そこに木工ボンドを垂らします。
これも量が多かったら、つまようじで取ります。
そして、天地小口がずれないようにページを閉じるんですが、閉じな
がらボンドの量を確認してください。この時に多いなと思ったら、そ