本のカバー装画について

 本日、電脳せどりしたレコードのブツが届いた。

かなりでかい。まだ当分処理できないかもですが。

 そして今日はようやく新たに東京で買ってきた文庫の処理にかかり

ました。一応全部チェックして、値札を剥がし、今ある新物を全部チ

ェックしたら、またいつもの帯版にパラフィン紙裁断&巻く作業ですよ。

 さて今日のお題が”カバー装画と言う事で。本の楽しみ方の一つと

して、カバーを見て楽しむと言う物があります。もちろん読者にとっ

て作品の内容等も重要ですが、装画も重要だったりします(誰が書い

てるか、どんなイラストかとか)。あと洋作の場合は訳者も重要だっ

たりもしますが。私も文庫をせどる時の一つの基準として、カバー画

もチェックします。また、同じ本でも発行された年代により装画が違

い、それによって中古価格が変わって来る本もあったりします。

 池波正太郎堀部安兵衛の文庫ですが、

左が初版装丁で装画・田代光、右が現行装丁で装画・玉井ヒロテル。

今の文庫はなんだか味気ない気がしますね。

でこう言う挿画を見せて売る場合は、アマゾンは不向きですね。マケ

プレでは古書を売るのは不向きで、カタログしかないと現品の状態も

解らず、下手すると版数や挿画も解らずですから。そういう物はヤフ

オクで現品写真を載せた方がよいですよ。でも一番は、一箱等で売る

のが最適なんでしょうね。店主が工夫して販売が出来る、だから素晴

らしい装画をお客さんに勧める事が出来る。売る時も百均なんかに行

けば、ミニイーセルが売ってるんで、それで飾って売ってもよいと思います。

こうする事で、多少ですが値付けを高くする事も出来ると思いますし。

そんな私のお勧め装画を少し紹介すると、

角川文庫ピーターパンとウェンデー。こちらの画は先ほどのイーセル

の絵のない絵本同様あの影絵作家の藤城清治さんが書いています。こ

ちらは既に絶版。おそらくもうこの装画の本は中古で探すほかないと

思います。仮に角川クラシックから復刊されても、装画は藤城さんで

はないでしょうから。だからこちらは価値ある1冊と思います。

それから、角川文庫のスティーヴンソン”宝島”この河野通泰さんの

装画もいいですね。それから角川文庫版”あしながおじさん”は”映

画版あしながおじさん”よりフランクシナトラの写真装丁。

角川文庫版の眠れる森の美女はディズニーの映画版装丁でした。

角川文庫版の眠れる森の美女はこの映画装丁で無い物もありますが、

この装丁の物が人気があり、値がつく傾向にあります。アマゾンには

カテが無いですが、ヤフオクではこんな感じ↓

http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e106667999

やはりヤフオクで売るのがベストでしょうかね。

最後は国内物で原田康子さんの廃園。

この村上芳正さんの女性の装画が作品の感じともマッチしていて

とても良いと感じました。本にはこういう楽しみ方もあり、一箱の打

上げでも話題に出たのですが、本の装画(と言うか本自体)を額に入

れて飾っても素晴らしいと思います。

 売る場合もアマゾンは不適としても、こう言う事を考慮に入れて、

ヤフオク用にせどりしてみるのも面白いかもです。
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