東京に行って、講演を聞いての事

 今回東京に行って、いつもは行ってもそんなに感じなかったんです

が、今回は特に荷物が重かったせいもあるのですが、あまり弱者にや

さしくないのかと。新大久保駅にはエレベーターやエスカレーターが

無い。階段に高齢者用の補助機はあれど、それでは大きな荷物や、ベ

ビーカーは移動できない。更に新宿駅、東口方面は朝の時間帯はアル

タ等がやっていないので、エレベーターが使えない、エスカレーター

も無い。西口に回り、私はカートだったんで幸いエスカレーターがあ

りどうにかなったんですが、西口で車いすのおばあちゃんを押してた

男性、どうなったんだろう?結局改札に降りられたんだろうか?私は

重い荷物を持っていたので手伝ってあげられませんでしたが(ヘルパ

ー2級を持っているのに、すいません)。そしてバスの乗り場も、階

段しかない。結局それで、乗りっぱぐした訳だし(まあそれはいいで

すが)。もう少し何とかならんかねぇ〜。

 さて講演を聞いてですが、今回公演された方々がみんな店舗を持っ

てらっしゃる方々でして、それぞれに苦労してらっしゃるんだな〜

と。店を持つと言う事はその店の方を維持していかなきゃならない訳

で。ネットと違いお客さんに店まで来て貰う事。ネットであれば、誰

かしらが見ている訳で、出品すればそれで売れる。店はそうはいかな

い。その店に本がある事をアピールする。これも大事な事。まあ私は

一箱古本市ヤフオクなのでそこら辺は問題ないかと。

 そして、話の中で電子書籍についても話されていましたが、電子書

籍が広まっても紙の本は無くならない。コレクションアイテムとして

残っていく。それは私もそう思います。幾らどんな作品が電子化され

ようと、紙の本、あのレトロな表紙、焼けた背表紙、紙とインクと焼

けたにおい。それらがいいから私もどんなに場所を取ろうと、あれだ

けの絶版少女コミックを紙の本で集めてる訳で。だから紙の本は無く

なる事は無い!それと大型の新古書店が台等し、従来の古書店が駆逐

されてきた。おかげで古書を扱う店、売るはけ口が無くなった事。

(これは以前私がブコフの批判として他の所で書きました)だから、

勝ち残るため他人がやらない事として、”黒っぽい本”を扱う店は良

いのではないか的な話。それは私も思う事ですが、ただそれだけでは

ネ。更に勝ち残るにあたってはその店の個性、それと独自の相場観等

も大事との事。これはこの本がアマゾンで今いくらかでは無くてその

本の中身をよく知っていると言う事。だから私は、まず古本市で売れ

そうな小説本・お手軽な文庫本(特に専門の絶版物)、専門の絶版少

女コミックを中心にし、渋い店作り。更に新潟では昔の古い絶版文庫

を売っている場が無いので(新潟のブコフがあんなんだから)それを

多く見かける東京から一部をせどり、価格もフリマ的な要素もあるので、

大体一冊の上限は300円位までで、¥30・50・100・15

0・200・300の中に当てはめて値付けをする。ネット上で幾ら

かでは無い。古本市での価格。そして売り上げの半分程度?をレコー

ドで売る。これが私の店作りだと思っています(一応)。

     そして古書組合に入るメリット、これは交換会を利用でき

る事。それは同業者から色々な情報が入るのと、自分では扱えない本

を交換会でさばけるので、オールジャンルの買い取りが可能、又足ら

ない本を交換会ですぐに仕入れる事が可能、更に交換会に出せばすぐ

に売れるので資金が欲しい時に手持ちの在庫を換金する事が出来る。

一応東京都古書組合に加入するためには、東京に事業所を置くことが

条件の様だが、そうでなくとも地元の組合に入れば、東京はおろか全

国の交換会を利用可能なんだそうで。しかし加入の費用もばかになら

ない!44万とは!そんなお話は非常に参考に又ためになりました。

が、まあ私の実際の古本屋はまだ夢のまた遠い夢と言う事で。
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