懐メロの館へようこそ!最近聞いているレコード「みかんの花咲く丘」


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 ここ最近私が、擦り切れそうなほど何回も聞いている

レコードがあります。それは↓

コロムビアのコロちゃんレコードの”CP204”川田正子さん

「みかんの花咲く丘」です。オクで100円で買いました。

私同様なんかも好きでたまに聞きます。何でだろう?

幼い頃にカセットでよく童謡を聞いてたせいもあるんでしょうか。

なんか心が落ち着きます。

で、この昭和30年中頃に発売されたCPのコロちゃんシリーズは、

ドーナッツで無く、片面2曲入りなのに珍しくLPでは無くEP盤。

しかも音源が最初にレコードが発売された当時に吹きこまれた

”オリジ音源”を使用しているのでとても良いレコードなんです。

要は本命盤と同じです。そもそもこの「みかんの花咲く丘」は、

戦後間もない昭和21年に発表されて、

翌22年にレコードに吹き込まれました。

作詞は加藤省吾さんで、作曲は海沼實さん。

元々この曲は昭和21年のNHKラジオ番組のために制作された曲で、

この放送前日になっても、曲が出来上がらず悩んでいた

海沼實さんの元に加藤省吾さんが訪ねてきた。

そこで加藤さんに訳を話し、何とか2〜30分で詩を完成させ、

それから海沼さんは、当時ですから急いでGHQの検閲を受けて、

その帰りの汽車の中で何とか曲を完成させたと言う、

何とも突貫工事な勢いで出来上がった曲だったのです。

22年吹きこみ当時は、童謡の女王・川田正子さんと、

キングレコードの井口小夜子さんとの

実質共作の様な形になりましたが、

21年のラジオ放送では川田正子さんの歌声で放送されたため、

実際は川田正子さんの方が本命盤でしょう。

(この当時はラジオでレコード等のメディアを再生する

と言う技術がまだなくて、曲の放送時間になると歌手の方が

生で歌を歌ってラジオを放送していました。)

だからこのレコードには、川田正子さんの、

その昭和22年当時の歌声が入っています(多分)。

 ちなみに、私この曲は愛媛県の何処か瀬戸内海の小島が見える

丘の風景を歌ったと思ってましたが、実際はそうでは無く、

静岡県です。それは海沼さんが国府津駅付近の車窓から、

ミカン畑が見えた事でこの曲を着想したためです。

なので、静岡県伊東市にはこの曲の歌碑があります。

私もいつかその歌碑を見に行きたいですね〜!

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